埼玉県東部を拠点に公共工事を手掛ける総合建設会社

i-Constructionへの取組み

i-Constructionとは

ICT建機(情報技術を駆使した建機)を活用した情報化施工のことで、これにより施工の効率化、品質の向上、安全性の確保などの面で飛躍的な改善が見込まれます。ドローンやGPSで取得したデータを活用し、3Dスキャナーを用いた計測、最新鋭のICT建機を用いた効率的・高精度・少人数による安全性の高い工事は、これまでの土木工事のイメージを一新するものです。また、導入が進むことによって、女性がより働きやすくなってきています。


測量業務・進捗管理用ドローン


3Dプリンタ


マシンコントロール搭載ブルドーザー


マシンコントロール搭載バックホウ

i-Constructionは建設現場の革命

2017年入社 工事部 矢吹駿平
2017年入社 工事部 矢吹駿平

私は入社以来、現場において、施工対象の高さや位置を現場に示す「丁張り」の設置作業をほとんど行ったことがありません。ICT施工では、ICT建機に3次元設計データを読み込ませることで、現地に高さや位置を明示する必要がないからです。そのくらい当社ではICT施工が標準化してきています。現場の見た目が大きく変わるわけではありませんが、実際とても違います。

測量業務:起工測量と出来形測量はICT施工においてはUAV(ドローン)や3Dレーザースキャナを活用します。

施工管理業務:ICT建機に読み込ませる3次元設計データを作成します。3次元設計データを作成すれば、時間と労力の掛かった「丁張り」を設置する作業がなくなります。

PRISM(官民研究開発投資拡大プログラム)

「建設現場の生産性を飛躍的に向上するための 革新的技術の導入・活用に関するプロジェクト」として、金杉建設を含むコンソーシアムが、平成30年度の対象技術Ⅱ(データを活用して品質管理の高度化等を図る技術)に選定されました(全国で14件が選定)。

技術名: 盛土工事におけるIoTデータと画像の連携による品質管理 コンソーシアム構成員: 東京建設コンサルタント、金杉建設、流域水管理研究所 試行場所: 東京東埼玉道路 赤岩地区

技術名: 3D締固め管理システムによる品質管理
コンソーシアム構成員: 金杉建設、アクティブソリューション、創和
試行場所: 幸手地区堤防整備

ICTおよびDXで建設業界はこう変わる

生産性の向上

品質の向上

安全性の向上

環境負荷の軽減

作業環境の向上

若手の活躍

ICTと当社のビジョン

代表取締役社長 
吉川 祐介代表取締役社長 
吉川 祐介

私たち地域に根ざしたゼネコンでは、大手ゼネコンのように独自に技術開発をして製品を開発することはできません。しかし、すでに世の中に発表された最先端技術を柔軟に導入し使いこなすことで、業界でトップレベルの先端技術を活用することができると考えています。

それにより、ICT活用のトップランナーとして業界をリードすることができます。これは多方面で優位に働きます。採用においては意欲的な人材からのアプローチが増え、かつ入札時にも技術力の高さが評価されて工事評点が高くなります。つまり他社に先行したICTへの取組みが、当社のビジネスにおいてアドバンテージをとることに繋がるのです。

ICTにおいてリードするために

ICT機器やi-Construction関連の展示会などの積極的な参加、またICT活用に積極的な他社との連携など、最先端の機器に関するニュースには絶えずアンテナを張り、情報の収集把握に務めます。そのうえで、当社の施工する現場に合った最先端技術を積極的に導入することにより、常に業界をリードする立場に身を置くことができると考えます。

当社のICTリード戦略における取組体制